元々は、Facebook の notes に記していたけど、こちらにお引っ越ししてみる。

突然だが、歩くのが好きだ。自転車で走るのもなかなか爽快だが、じっくり世界を観察しながら移動するには徒歩が最適である。僕は平井に住んでいるので、平井、亀戸なんかをよく歩いたりする。ふと、もっと遠くを歩いてみたいと思ったりする。その気持は久住昌之さんが著した「野武士、西へ」を読んで、より強くなった。この本は、「東海道を歩いて東京から大阪までテキトーに徒歩で行ってみる。」というもの。手法としては、一気に連続で行くのではなく、ある一定地点まで行ったら、泊まるなり、家に帰るなりして、また別の日に、そこからまた歩き始めて目的地まで向かうというもの。

遠くに一気に行くのではなく、少しづつゆっくり向かう。いいじゃないか。いいじゃないか。僕もこの方法を採用しよう。とはいえ、同じように東海道をゆくのも何か芸がない。じゃあ、こっから北に向かおう。例えば仙台だ。思い切り歩いて、仙台で美味いもの食いたい。こういう下卑た理由でいい。「野武士、北へ」いいじゃないか。これを思いついたのは、つい1週間前のことである。「テキトーで今すぐできる思いつき」は、すぐさま実現しないと、妄想で終了してしまう。時間も資金もあるのだから、さっさとやろう。

早速準備にとりかかる。ルートは全く決めないのがいいと思ったが、帰れなくなったり、救急車や警察のお世話になるのは最大限避けて行きたい。ということで、なるべく幹線道路や鉄道を使い、すぐに避難できるルートを想定する。もちろん、これは状況によって変化するだろう。まずは、平井から水戸街道へ向かい「柏」へ向かう。そこから、北へ「下館」まで。そこから国道50号・水戸線沿いを行き奥州街道へ合流。そして、そこから北へ北へ向かい、まずは「宇都宮」まで。東京から仙台に行くまでは、さまざまルートがあるんだろうが、この3点はこの度の前半部の経由地店として考える。

初期装備は以下のとおり。おそらく回を重ねるごとに徐々に増えていくだろう。

  • リュック: お気に入りなmobus なバッグ。多少水に濡れても大丈夫。
  • タオル
  • ノートPC: 非常用。一応、いつでも仕事対応可能。武士的に言えば「刀」にあたる存在だと思う。いや、それは、どうだろう。。ともかく、旅中では、身につけていても使わないことを祈りたい。
  • ノートと筆ペン: ネタはアナログに記録してく。筆ペンである理由は、なんか洒落てるからというどうでもいい理由。
  • スマートフォン: マップアプリは利用禁止。一応、生存報告のために休憩時や開始・終了だけ Facebook で友人向けに報告する。カメラとしても使ったりする。極力使わないことを心がける。
  • ブラックサンダーx5: 非常食
  • 汗を拭く制汗的なやつ: さすがに電車内に汗臭い男が入ってきたら嫌だろうということで装備。
  • 水に流せるティッシュ: 旅における問題はトイレ
  • 下着と靴下: 非常用
  • 折り畳み傘: たぶんカッパに置き換える

水分については、しばらくは自動販売機でなんとかする。そこら中に、どんな田舎町でも、自動販売機とコンビニがある日本って素晴らしいと思う。あと、何人かにアドバイスを貰ったが、時間もなかったので次回からなんとかする。例えば、杖とかを持った方がいいというアドバイスをいただいた。
旧暦3月27日。明六つ半。 すなわち、2014年4月26日 (土) 5:30。天気は晴れ。素晴らしい天候。出発の朝である。まずは、自宅から荒川沿いを通じて、平井大橋 〜 葛飾へどんどこと向かう。

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こんな早朝だというのに、おじいさんが公園に群がって新聞を読んでいる。僕も年取ったらこうなるのか? というより、今の世代の人は公園に群がって何かするなんてことは無いのかもしれない。インターネットがあるから。ソーシャルメディアに触れない人たちは、現実のソーシャルメディアを使っているので全くを持って問題がないのかもしれない。どうでもよい話ばかりしているのは、きっとネットも現実も変わらないのだろう。

新小岩 – 葛飾あたりの住宅街が混沌としていて非常に面白かった。

  • 「危険物ではありません、撤去しないでください」じゃあコレは一体何なんだ!
  • 途中にドンキーホーテのような自動販売機があった。いわゆる数千円入れるとブランドが出てくるかも的なやつである。
  • 「ダンスィングダンス」思わず呼びたくなる店名。
  • 巽橋…なんて読むんだ。。。(後に「たつみばし」であることが判明。京都にもある地名らしい。)
  • 会社の喫煙所。どうみても、適当に見繕ったオフィスチェアとかが雑に設置してあって好き。
  • ラジオ体操をする人たちに会う。みんな年齢を重ねつつも軽快な動きを見せる。
  • 葛飾の住宅街の中に「鬼塚」という歴史のありそうな雰囲気の盛り上がった空き地を発見。看板によると「由来不明だが、室町とか江戸の2期にわたって築造された」とのこと。こういう細かいものでも、ちゃんと研究している人がいると思うと、ちょっとワクワクする。

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それにしても、この時間帯の住宅街が、こんなにも日本的朝食臭がするとは。まだ朝食を食べていない僕の胃を大変刺激するのであった。いつも夕方に散歩するだけでは全く分からない感情が湧いてくる。この「日本的朝食臭」っていう表現は日本人にしか伝わらないと思う。卵とか、ウインナーとか魚とかを焼いた匂いが混ざったような匂いだ。日本的朝食の匂いのお香が出たら、ぜひとも買ってみたい。

環七通りに入る。そういえば、環八通りは存在するのに、環一通りとかはないのか、と歩きながら考えていた。後々ググッた結果、環一というのは、もともと存在する環状通で、現在の内堀通りにあたるらしい。二は外堀通り。三は外苑東通り・言問通り・三ツ目通り、四は外苑西通り、五は明治通り、六は山手通。うーむ。なるほど。 (http://www.miwachiri.com/tokyo/0306_kan3.html)  勉強になった。こういう道にまつわる歴史とか、背景とかを知りたくなるというのは良い。
しかし、この環七通り。さっきから、ネギが300メートルくらいずつに落ちている。こういうのが落ちた時を想像するのが好きだ。主婦が自転車から落としたのかもしれないし、トラックが落としていったのかもしれない。ひょっとしたら、妖怪ネギ落としが落としていったのかもしれない。夢は広がるが答え合わせができない。だがそれがいい。

なんてことを考えている間に、水戸街道の、東京都と千葉県の境目についた。最初の県境。時間は明け四つといったところか。まだ3里も歩いていないはずだ。朝食も、道中に適当に食べ、まだまだ、時間も体力は残っている。1日目 その2-千葉編へ続く。

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