node.js アプリケーション上で、メモリキャッシュを使いたい場合、いくつかのライブラリが存在する。
memory-cache
Github: https://github.com/ptarjan/node-cache
npm install memory-cache
すごくシンプルに実装されている。どこから require('memory-cache')
をしても、その中の情報は共有される実装。
node-cache
Github: https://github.com/tcs-de/nodecache
npm install node-cache
memory-cache の Github レポジトリは node-cache で、こちらは nodecache という名前で管理されている。ややこしい。CoffeScript で書かれている。memory-cache に比べると高機能で、require('node-cache')
では、データがオブジェクトに閉じ込められているため、複数のメモリ空間を別々に定義することができる。
get は、コールバックで取得する必要があったりする。
lru-cache
Github: https://github.com/isaacs/node-lru-cache
npm install lru-cache
LRU (Least Recently Used) 方式でキャッシュを管理できるライブラリ。つまり、予め利用件数を定めておいて、使われない情報を削除することができる。メモリ容量を管理したい場合は必要そうなライブラリ。
こちらも、node-cache と同様に、複数の空間を管理することができそうだ。
早さとかを比べてみる
1,000,000 回の get/set を行った結果
- memory-cache: 1,071 ms
- node-cache: 269,424 ms
- lru-cache: 4,731ms
node-cache は高機能なだけあって、遅い気がしますねー。。。(計測の仕方がダメだった可能性もあるけど、1件の状態でも10ms 以上かかってしまっている。) //TODO: 個人的には、lru-cache の set() に、キャッシュごとに expire を定められたら使えるなーと思ったりしました。