前回に引き続き、今回は下妻駅から出発である。
当日の天候は、曇り時々雨。この日のために、雨天対応装備で散歩に向かった。
以下が新規装備である。
- 登山用レインウェア
- 雨用リュックカバー
登山用レインウェアを着用すると、どうみても不審者である。
普通は、このような日に田んぼのど真ん中を歩くような人は居ないので、農家のおじさんにジロジロ見られたのは
言うまでもない。
下妻といえば、僕は『下妻物語』という映画作品・小説作品に触れたことがない。
先日、下妻に到着した際に、良い映画作品だということで、紹介を受けた。紹介を受けた本や、映画に関しては、なるべく触れることにしている。というわけで、ビデオオンデマンドなサービスを使い見てみた。便利な世の中である。
単純に、面白い映画だった。全体的に表現がなかなかコミカル。とくに「下妻の人たちはジャスコで服を買う」
というところで、まるでテレビCMを見せられているような表現は変でよろしかった。
他人から聞いた話の要約なんかは、アニメになったりする場面も良し。
ちなみに、この頃はつくばエクスプレスが開業してなくて、下妻から東京に出るには、相当な時間がかかっていたようである。
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そう考えると、つくばエクスプレス線がなければ、こっちの散歩ルートを選んでなかったやもしれぬ。
何か、映画の感想より、自分の散歩の行動について考えてしまった。
僕は基本的に、影響を受けやすい。一番印象に残ったのは、なぜかジャスコのシーンだったので、
現状のジャスコを見に行くことにした。別に買い物はしないので中には入らない。
そして、これが、映画に一瞬出てきた現状のジャスコである。(現、下妻イオンモール)
農道に突如として出現する、巨大なショッピングモールとなっている。
ここまで巨大化すると服のレパートリーなんかも増えて、ゴスロリな服なんかも買えちゃうのではないだろうか。妄想だけど。
巨大はショッピングモールを大いに無視した先には、神社があった。千勝神社という名前らしい。
なんとも縁起の良すぎる名前である。ここを本日のお参りポイントとする。特に、事前に決めていたわけではないが
一応、「交通事故とかで死にませんように」というのを祈るために、どこかしら神社仏閣でお祈りをしている。
これも、仙台行きの散歩4日全日行っている恒例行事である。
そこに入る理由が、「そこにあったから」というのもバチがあたるかもしれないが、そう誘導されたとも考えることにした。
偶然の物語も、作られたと思えば気が楽である。
お祈りを済ませ、関東常総線沿いを北へ進んでいく。
大宝(だいほう)という縁起の良い地域に突入したが、なかなかPTAが作った看板がなかなか辛口である。
これは用水路の前にあったものだが、端的に「ちかづくな」と申し上げていた。
ほかにも、「とびなすな」といったレパートリーが存在した。
常総線の騰波ノ江駅についた。この駅は、関東の駅百選の駅らしい。
たしかに風情がある良い駅舎(無人)だったのだが、問題は掲示物だった。
駅長の名は「アトランティックジャイアントかぼちゃ駅長」
なげえよ。というのと、「アトランティックジャイアントかぼちゃ」ってなんだと調べたら、ばかでかいかぼちゃだった。
どうやら、駅長は育てられている模様。
猫を駅長にしたする、変な国ではあるが、どうやらこの国は植物ですら駅長になるらしい。
この駅はカオスなので、いつかまた来たい。
ここからちょっと北へ行くと、下妻市ともおかわれで筑西市に入る。
ここらへんに、郵便取り扱いのシールがあるが、中にはなにも店らしさはなく
取り調べ室のような椅子と机がある建物があった。なんか怖い。
農道へ突入するが、どうもこのところの雨で冠水して進めない道などがあった。
たまたま、コンビニがあったので迷わず突入。トイレ問題の解決と、昼食の調達を行う。
昼食はいつも、街に突入して調達しているが、この日は日曜日のため、開いていない定食屋ばかりであった。
できるのであれば、食事処に突入したいが、こういうのができないエリアに突入してしまったのだろう。
ちょうどいい神社があったので、そこでおにぎりなどをいただくことにした。
どうやら、「稲荷神社」のようであったが、横に小さな「愛宕神社」と「八坂神社」と書かれた建物があった。
「稲荷神社」は、ウカノミタマという穀物・食物の神(荼枳尼天を祀っていることもあり)を祀り、
「愛宕神社」は、カグツチという火の神を祀り、「八坂神社」はスサノヲを祀り、、と。
今まで気づかなかったけど、こういう一つの神社に複数の神を祀る神社が混在するのは普通なのかなっと思った。
調べてもよくわからなかったので、今後、神社があればとりあえず注意深く見てみることにしてみる。
このあと、結構な雨に降られた。稲荷神社に払ったお賽銭が少なかったかな、と思いつつ、雨自体は
ポツポツ降っていたので、当然といえば当然だったのだろう。登山用レインウェアの機能性に驚いた。
汗はかいているけど、ちゃんと、湿気は排出できているようであった。
雨の中、農道を歩き抜き、この日は水戸線、川島駅に到着。
27,950歩、23.00kmであった。小さいながらも、ちゃんとした有人駅である。
今回で、合計歩行距離は 100km を超えて、104.18km となった。
正直、100km マラソンとか甘く見てた。こんどからもっと尊敬の眼差しで見るよ。
実際にやってみないと距離の長さと辛さはわからない。
仙台まであと、260km くらい。まだまだ、遠いね。
次回は、宇都宮駅で到達できるか!
餃子にはありつけるのか!乞うご期待。
【おまけ】
雨の中こんな道を歩く不審者は私です。
この梨のマスコットはそんなに流行らない
さわやかロード
雨のペンギンくん
帰りの電車で見た人。