8月2日。この日の宇都宮の最高気温は35.9度。どう考えても暑い。そんな暑い中長距離散歩へ向かってしまった馬鹿な人間が、私である。

出発は前回たどり着いた蒲須坂駅。周りには民家しかないローカル感漂う駅だ。しかし、上野駅から黒磯行きに乗れば、乗り換えなしでたどり着くことができる駅である。

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そして当面の目標地点は、「白河」である。今回は、安全のため (具合が悪くなってもすぐに帰れるように)国道4号沿いを進んでいるので、旧奥州街道の宿めぐりはしない。ということで、新奥州街道 (?) を自分なりに作ることにした。17.宇都宮宿 – 18.白沢宿 – 19.氏家宿  ここまでは一緒で、 20′. 片岡宿 – 21′. 矢板宿 – 22′. 那須塩原宿 – 23′. 黒磯宿 。このあとは、26. 白坂宿 – 27.白河宿 と続く。今後、旧奥州街道から大きくルートをはずれるシチュエーションにあったら、このような「勝手宿場町」を作って遊ぶことにする。楽しい。(後で調べたら、矢板宿は会津中街道の宿場町として、矢板宿が存在する模様。今後は中街道も調べておきたい。)

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ちょっと歩くと、矢板市に侵入。さくら市は終了。

この看板の近くに、「荒川」と、「高原山10景」の看板があった。これって、アレか。江戸川区とかにある、荒川か? と思ったのだが、どうやら違う模様。そりゃそうだ。地理的にここに東京に流れる荒川が流れているとは思えない。栃木の「荒川」 高原山から流れる川のようだ。

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矢板は、「つつじの郷」らしい。そして、上のほうにいるキャラクターは、「ともなりくん」と言うらしい。矢板にある、川崎城の初代当主「塩谷朝成」をモチーフにしたキャラクターだそうだ。えーっと東京のほうにも似たような名前がいたきがする。歩きながら「おしなりくん」だ!!!と一人で盛り上がった。そものも、彼らのキャラクターはダブっている。まず筆持っている。そしてなんか烏帽子的なものを被っている。今度、2人でユニット組んでみてはどうでしょうか。

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あつい。まだ5km ほどしか歩いていないが、かなりバテている。今日は無理するのやめとこうと思った場面がこちら。どうだ。夏っぽいだろ。超暑いっす。。。

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国道4号線 東京から135km 地点!遠くまで来たもんだ。と、5km ごとに思います。この看板のシステム作った人は素晴らしい。歩く人のことをよく考えている。(?)

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世界人類が平和でありますように。これを建っている場所を Google Map で示したら面白いかもしれない。これ、無数にありますよね。「神と和解せよ!」も知りたい。

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「手打ちラーメン」の看板。「焼き鳥から鮮魚」まあわかる。でも、そのあとに、「イタリアンから創作料理まで」っていうのがよくわからない。すごい気になるけど、こんな駅から遠くの道に営業時間中に行くには車を使うしかあるまい。どうやら、妙なメニューを出してる店の模様。(閲覧注意)

2014-08-02 10.53.21前回は、パナソニック工場の脇を通って行ったが、今回はSHARP工場ゾーンのようだ。工場には入れないため、国道4号線は、ただ何もない道が続く。日差しを避けるものが一切ないのでつらすぎる。。。

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さすがに、「こりゃあかんやつや」と感じ、3、4km ほど先にある矢板駅に避難。ここにもSHARPの看板が。

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さすがに辛かった。暑いのはきびしいよ。

暑い間はこの散歩は封印しよう。そう考えたのだ。ということで次に矢板から出発するのは、もうちょっと涼しくなってからを予定している。9月に入ってからかな。秋は好きな季節であるので、その中で散歩するのが非常に楽しみである。夏は木陰で昼寝しているのが良い。そうしよう。

【おまけ】

夜は、江戸川の花火大会に行った。久しぶりの花火鑑賞で舞い上がったのだ。前回は、泊まってみたけど、まだまだ日帰りも行けそうです。

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夏がやってきた。前回仙台まで歩いたのが、6月中旬だったので、それに比べるとかなり夏である。夏は中学生くらいまではとても嫌いな季節であった。しかし、それは拷問のような体育館での部活動や炎天下での運動会によるトラウマから生じていたものであって、自分の意志によって外で活動するのはとても好きだということが判明している。もう日本の義務教育を受ける必要はない。なんと喜ばしいことであるか。さて、今日は宇都宮駅から、奥州街道を通じて、行けるところまで行くというのがミッションである。

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この日は、前泊した。天気が崩れやすいと言う予報であったが、とても太陽の強いスタート。宇都宮駅から数キロ東へ歩き、国道4号線に合流する。あとはひたすら仙台まで歩き続けるだけ…。

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と、おもったが、距離表示を見るとなかなかでかい数字が書いてあって怖気づく。ここから福島まで、164km。仙台に至っては、まだ距離すら教えてくれない。とにかく、この数字をガリガリ減らしていくということを楽しみとしたい。

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国道沿いにある、宇都宮消防署のロゴ。まるでスポーツチームなんじゃないかと思えてくる。なかなかカッコいい “UTSUNOMIYA FIRE”。この消防署の開署自体も比較的最近の模様。

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前回の散歩でも大いに役立った、国道距離表示は、今回も大活躍である。

次の街への距離表示が出てくれるのは5km 単位らしい。110km地点では、氏家(うじいえ)奥州街道の19番目の宿駅があった場所。これが、115km始点では石橋になっている。このちょっとした移り変わりがなんとも嬉しい。

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宇都宮駅から、おおよそ7kmほどにある工業地帯。今では、「パナソニック」の工場などが建っているが、昔のバス停の名前が「松下電器」という名前だったらしい。御幸は「みゆき」と読むようだ。「産業通り」なる通りもある。

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そんな工業地帯を抜けると、鬼怒川が見える。鬼怒川は、昔、コメを江戸まで運ぶ重大な役割を担っていたそうだ。この旅においては、鬼怒川の脇を歩いたことから始まり、一旦渡るなどをしたが、これが最後の鬼怒川となる。

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なぜか、橋にホウキが放棄されていた。なんつって。熱いからか、脳がどうでもいいギャクを生成しては捨てる。ところで、装備として水筒を使っていた時期もあったが、今は結局ペットボトルとなっている。少なくとも500mlペットボトル5本は消費するので、定期的にコンビニで買って居たほうが効率的だったりするのだ。

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さくら市に突入。かわいらしい名前だが、基本的に田。2005年に、氏家町と、喜連川町が合併してできた市とのことである。日差しを避けられず、直射日光が容赦なく襲う。

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距離表示看板を見るたびに福島までの距離が減っていることにワクワクする。ガッハッハ。

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この日は、日差しも強く、天候が荒れる可能性があるため、2:00pmくらいに切り上げることにした。JR蒲須坂駅で止。上の写真が駅前通である。このような無人駅は結構出会ってきたが、ちゃんと有人駅である。

仙台まで。単純計算で行けば 215km。一回 20km だとして、あと11日〜12日はかかるか。急いでいる旅でもない。到着が来年になるかもしれないけど、確実にゆっくり進めていく。

仙台まで歩き始めてからいいことが、よく起きるようになった気がする。小さないいことが沢山見つけられたし、大きないいこともあった。よく修行や願掛けなどで、長い距離を歩かせるようなものがあるが、案外あれって効果があるのかもしれない。そんなことを考える日々。でも、これは修行でも願掛けでもなくて、僕の欲望を満たす旅なのだ。

というわけで前回に引き続き、川島駅からスタートである。

今日は、頑張って宇都宮駅まで歩いて行きたいとおもった。だって餃子が食べたいのだもの。出発前の机上調査によると、おおよそ距離は32km。何を勘違いしたのか、コレは行ける!と思ってしまった。僕は馬鹿だ。

このくらいの「散歩」になると、前回のセーブポイントまで物理的な自分を移動させるのに時間がかかるようになる。平井から出発すると、まず赤羽まで行って、そこから宇都宮線を通じてひたすら小山まで。最後に水戸線に乗り換えて、川島駅。前回までは、つくばエクスプレスを利用して移動していただけに、新鮮な移動となった。というより、宇都宮線に乗ったのは初めてである。

3時間ほどかけて、川島駅に到着。朝5時には出たのに、朝ごはんなどを得るなどして、結局着いたのは朝8時くらいだったよ。そして、この日は、梅雨の時期にもかかわらず、素晴らしすぎる晴天に恵まれていた。朝方は雲ひとつ無い。

この日の失敗。日焼け止めクリームなどを塗るの忘れた。後にこの快晴が、肌に大ダメージを与えることとなる。

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まず、川島駅から北へ向かう必要があるので、とりあえず踏切とかを渡ってみたのだ。が、北の方をちょっと向かったところで、鬼怒川があり、橋が見えないことに気づく。。「橋は渡れる時に渡る」これは、一回渡り損ねると、しばらく渡れないことが多いということから名付けられた鉄則の1つである。

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