新葛飾橋という、東京都と千葉県の境目にある橋を渡り、千葉県松戸市へ突入する。全長442m。長い橋をわたるというのは少しワクワクしてくる。松戸市のイメージというと、松戸駅のイメージがどうしてもあって、まだまだしばらく都市というか住宅街的な風景が続くだろうと思っていた。だが、現実は、畑畑畑。どこを見ても畑。使わなくなった風呂釜が畑においてあるくらいにノドカな風景が広がっていた。
ここらへんに「買います」とだけ書かれた看板があった。何を買うんだ。
「あれ、松戸ってこういう街だっけ。」というふうに思った。面白いのは、手前の東京都との対比だ。向こうには高いビルが建っているのがぐんぐん見える。でも、ここは畑畑。ここは良い風景だ。ぜひまた来てみたい。このあたりは、国道6号線を直接歩くことはできないので、便宜上作ったよ!的な道路やトンネルがたくさん作られている。トンネルはレンガ造りでなかなかオシャレなのだが、落書きがひどい。こんなところで不良的な人に出会って、逃げることになったら、どうしよう。とドキドキする妄想をしながら3つくらいあるトンネルをくぐっていった。幸い、そういう人には遭遇しなかった。まだ、明け四つ くらいなので、そういう人はなかなか出会わないのだろう。よかったよかった。先に進むと、千葉大学の園芸部があった。こんなところにキャンバスが。さぞかし来るのは面倒だろう。