前回この旅について公開した時、様々な声をいただいた。応援メッセージもあれば「狂ってる」「バカ?」「なんで?」といったものもあった。「狂ってる」「バカ?」にについては、それはあなたが正常すぎると言わざるおえない。もっと狂ってください。「なんで?」という問いについては、特に答えがない。最初に言ったとおり、せいぜい牛たんが食べたいということだけである。
さて、前回は茨城県の南、守谷市「南守谷駅」に到着するところまでであった。今回は、ここから北へ進んでいきたいと思う。天候は、今にも雨が降り出しそうだが、天気予報曰く、バッとはふらないということで決行することにした。この散歩は、無理しない前提なので雨が酷ければ当然中止だ。家で引きこもって本を読んでいたほうが良い。
前回の反省から、荷物リストに以下が追加された
- 帽子
- 登山用レインコート
- 伸縮杖
- 水筒
- タクシー連絡先(緊急用)
タクシー連絡先については、救急車一歩手前の最終手段として利用したい。怪我はしていないが、もう歩けなくなった事態などに利用することにする。伸縮杖・水筒はFacebook上などから頂いたアドバイスである。帽子は、前回直射日光がおもったより厳しかったためである。
まずは、前回歩行を止めた、南守谷駅まで向かう作業から始める。Portal (http://ja.wikipedia.org/wiki/Portal_(%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0) ) のように、遠隔地の白い壁同士を繋げられたらどんなに楽なことかということを考えていた。この日は、前日、友人と酒を飲んでいたため、程よい二日酔いの中でのスタートであった。程よい二日酔いは幸せである。もちろん重度は厳しいが、程よい二日酔いができるっていうのはいいことだ。普段独り飲みが多いので、こういう状況下に置かれること事態を幸福に思いたい。つくばエクスプレス線を利用し、秋葉原駅から守谷駅へ。そこから、南守谷駅へ関東常総線を通じて向かう。この「秋葉原駅から守谷駅」の下りは、茨城編が終了するまでの間、常用することになりそうである。
今にも雨が降り出しそうな南守谷駅から出発。この南守谷駅付近の道路に「幸福の路 (http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B8%E7%A6%8F%E3%81%AE%E8%B7%AF ) 」の始点があった。名前のある道は、いろんな妄想ができて良い。どういうヒトが、どういう経緯でつけたんだろうか。だとか。ここを歩いている人は、幸福なんだろうか。であれば良い。
ここから北へ向かうと、守谷駅である。先ほど、乗り換えで利用したので新鮮味は全くないが、とりあえず遅い朝食タイム(10:00くらい?) とする。駅の蕎麦屋で「コロッケうどん」をいただく。「コロッケうどん」と聞いてピンと来ない人たちには説明しておこう。「コロッケうどん」とは「かけうどん」に「コロッケ」を載せたものだ。以上。それ以上でもそれ以下でもない。でも、これが大好きだ。時間がたつとコロッケの中身が崩壊して、しょうゆ味のスープにでろーんってなるところとかが最高だ。これで気になった人は、駅の蕎麦屋に向かうが良い。関東圏の蕎麦屋では見かけることを確認している。
守谷駅付近は、つくばエクスプレス線・関東常総線のちょうど乗換駅となっており、ここらへんではちょっと盛り上がった街となっている。大型のショッピングセンターあり。小奇麗な住宅街あり。住むにはいい街なのかもしれない。ここから国道297号線を通じて、更に北へ。北守谷駅あたりまでは住宅街が続いていたが、基本的には田園風景である。「それっぽい国道」の特性上、ケーズデンキが存在したので休憩地点として利用させていただいた。トイレが綺麗だし、ベンチもしっかりしているので、こういう雨のあとは良い。
さらに北へ向かうと、県道357号と、国道297号の分岐路がある。県道357号は、旧国道294号とも書かれていた。この長距離な散歩でわかったこととしては、国道やら県道は重複したり、県道になったりといろいろあるらしい。僕は道研究家などではないので、そこらへんはそのテの人に任せることにする。また、この辺りの看板は「水海道市」と「常総市」が混在している。これは合併の影響だろう。どうやら 2006年に、水海道市が石下町を編入し、この名前に変わったようだ。 (http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%B8%E7%B7%8F%E5%B8%82)
常総市へ入り、北へ北へと歩いて行くと、きれいな神社が現れる。「水海道天神社」という神社だ。「こどもの日」は終了していたが、鯉のぼりがたくさん飾られており、少しこわい感じもした。この神社は、学問の神である菅原道真を祀っているとのこと。とりあえず旅の安全を祈り参拝。とりあえず、なんていうと怒られそうだが。
水海道駅付近のファミレスに潜入し、「サンデー」を食べる。「サンデー」と「パフェ」ってどう違うのだ。Wikipediaによると、「パフェ」はフランス語が大本で、「サンデー」はアメリカ発祥らしい。 ( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%95%E3%82%A7) 本質的にはそんなに変わりは無いということで、僕は「パフェ」を使いたい。なんか響きがいいので。
ここから、鬼怒川河川敷へ向かう。鬼怒川とはしばらく一緒に旅することになりそうである。鬼怒川というと、日光の大自然のイメージがあるが、ここらへんの鬼怒川は、ごくごく普通の住宅街を流れる川っぽく見える。この河川敷の土手からよく見ると、背景には「山」の影が見える。おそらく「筑波山」の影であると思う。男体山と女体山の二ツの突起が見えるし。この山は5度は登っているのでなんとなくそれかなとは思う。しかし、とうとう背景に山が見えるゾーンにとうとうたどり着いてしまったかと思い込んだ。今まで、山とは無縁の場所を歩いていたので少し感動した。
こうしているうちに、「中妻駅」という駅についた。この駅は、無人だ。ICカードの読み取り装置はある。無人駅の場合、精算は列車の中でやるというバススタイルのようだ。道理で関東常総線にはバスのような値段表示があるわけである。ICカードの場合は、ICカードであることを運転手に主張する必要があるらしい。半性善説的なシステムでよろしい。というわけで今日の散歩はここまで。次回は、この無人駅である中妻駅から開始することにする。
このペースで行くと、仙台に着くのは今年の秋くらいになるかなと思う。ゴールはまだまだ先である。
【次回予告】
中妻駅から北へ向かう。まだまだ茨城。
仙台駅まであと300km くらい
【おまけ】
は出せる 出さない
赤い色のペンキって先に落ちるよな。
にゃーん
とんかつ vs とんこつ