前回に引き続き、鏡石駅から開始である。鏡石町は、牧畜が盛んな町のようで、駅前に牛と風車が存在した。看板によると、「牧場の朝」の町とのこと。「牧場の朝」とは文部省唱歌らしい。ああ、確かに聞いたことがあるぞ。小学校で。

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駅前は、長期休み中なこともあり、極めて静かであった。基本的にここから郡山までは、街が続くので田んぼだらけということはないだろう。

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須賀川市に侵入。天気はよく、歩いていると程よく汗をかきはじめる。

2015-05-04 10.38.591時間ほど歩くと、旭ケ岡公園という公園に到着。ちょうど新緑の眩しい時期で、公園がすごく緑だった。ちょうど結婚写真を和服でとっているカップルあり、和風な庭園あり、大きな鳥居あり、猫あり!そんな公園だった。10分ほど休憩のため滞在した。

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東京から215km地点の様子。道路も綺麗で、街っぽさを出している。郡山まであと13km。この時の気温はすでに26度となっており、夏が近づいているを感じる。

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開始から2時間ほどの歩行で、郡山市の境界へ到着。相変わず、境には何もない。

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220km地点。このへんに、あったすき家で休憩をとる。うなぎ食った。2015-05-04 13.17.18

220km地点から数キロ歩くと、でかいイベントホールがあった。ビックパレットふくしまという場所で、この日はゴールデンウィークなのか、子供向けなイベントをやっていた。このような騒がしい向かい側に、避難所があったりするのが福島なのでした。騒がしくないのだろうか。。
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東京から、225km地点。この辺りから、郡山が誇るビル、ビックアイが見え始める。上のほうにある球体はプラネタリウムらしい。平沢進のRIDE THE BLUE LIMBOのPVに出てくるビルっぽくてちょっと不気味である。

2015-05-04 14.08.06こうして到着したのが郡山駅である。この時点で、累計歩行距離は300kmを突破した。国道4号のキロポストは、200km台を示しているとなると、今まで茨城のほうを、ものすごい勢いでさまよっていたのがわかる。2日連続での歩行はやはりきつく、足にマメを作りかけていた。久しぶりでもあったが、天気もよく非常に爽快な気分になった。ゴールデンウィーク中の散歩はこれで終了。次回は、6月での歩行としたい。

実際のところ、これを書いているのが2015年9月なので、結構思い出したり、メモを書き起こしながら書いている。9月現在は、既に宮城入りしているのだが、次の更新をお待ちください。

【おまけ】

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すごいきれいな緑。

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東北電力のキャラクター。

2015-05-04 11.03.26ダンボ・ウルちゃん

 

 

 

去年のゴールデンウイークに、ちょっと冒険に出かけようと思い、自宅のある平井から旅に出て1年。未だ仙台には着いておらぬ状態だ。この1年を振り返ってみると、自分の周りの世界が、妙に面白い方向に進んでいっている。この働くより、たびに出てたほうが面白いという雰囲気が、面白い何かを引きつけて、また別のアイデアを産んでくれる。

というわけで、117日の冬休みを超え、再び白河駅から歩き出すこととした。2015年5月3日。すでに田植えの時期。今回は、カーサホテル新白河に前日から宿泊し、当日は列車で目的の駅まで移動してから歩きという手段を使った。新白河までは新幹線。とてつもなく早い。

ゴールデンウィーク中の目標としては、郡山駅への到着。事前調査によると、おおよそ40kmの距離だそう。20kmづつ、2日に分ければまったく無理のない距離だ。

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天気は晴れ。朝の気温は若干肌寒いものの、少し歩けばすぐに汗ばむ程の陽気である。
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小峰城から 市場を見れば 駒のいななき せりの声

「白河馬喰節」という碑を見つける。「馬喰(ばくろう)」とは、馬の良し悪しを見る人。もしくは馬の病気を治療する人。時代によっては、馬の売買の仲介を行う人のことを指しているようだ。ここは白河小峰城の城下町ということで、馬の市場があったことを表している。

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阿武隈川を超え、素敵な佇まいの神社を見つける。鹿嶋神社という大きめの神社だ。(ホームページ)鹿嶋神社が祀っているのは、武甕槌命(タケミカヅチ)。雷神、または剣の神。旅の安全を祈る。実は、日本三鹿島のうちの1社だそうだ。

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そして、この長閑な風景である。この後、道に迷って引き返しました。鹿嶋神社の位置を Google Map で見た人はなんとなく察してもらえると思うが、僕は道を間違えている。理想的には、国道4号線に入りたかったのだが、白河駅から進む道を間違え、いわき方面に向かっている。

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2015-05-03 09.31.24農道沿いに、「無断禁止」「人・休み・自由に」という謎の素敵な休憩所を発見する。テーブルには「自由に」といいつつ、「無断禁止」の看板を掲げ、その無断禁止のテキストの中に「自由に」と書くところに凄いセンスを感じる。この休憩所を作った人とお話をしたい気分ではある。電話番号も書いてあったが、さすがにかける勇気は持ち合わせていなかった。

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巨大なだるま。奥州白河ラーメン「たまた屋」の看板だるまだ。白河には日本一のだるま市があるらしい。

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パール交通観光というバス会社の出口にある踏切。おそらくバス会社社長とかが鉄道が趣味なのか、それとも実際に動くのかは謎である。

2015-05-03 10.49.24歩行開始から3時間ほどで泉崎村に到着。

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国道4号の200kmキロポスト。この目の前にはセブン-イレブンがある。この後で大きなミスを犯す。間違えて、自動車用の有料道路に入りそうになった。Google Map 的に見ると、真っ直ぐなように見えるが、歩行者は細い歩行者・自転車用に用意された道を歩く必要がある。

トラックのおっさんに「おーい、あぶねぇぞ」と言われ、ようやく自分が自動車専用道路に入りそうになったことに気づく。このセブンイレブンのある場所あたりから、左の路肩には歩道はなくなるため、なんだかおかしいと思った。反省点として、歩道は積極的に歩かないと行けないということを学んだ。

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この難所を超え、この日は鏡石駅で止。この日は、30.75km歩いた。2日連続で歩くので、あまり無理をしない程度に20km程度。と思っていたが、調子に乗ってつい歩いてしまう。ほんとうに楽しい。駅のベンチには老婆と子供が座っており、すっかり東北なまりの言葉を喋っていた。列車の中でも周りは東北鉛だ。関東の人間から「あ、東北なまりだ」と意識するのは、ひょっとしたらこの辺からなのかもしれない。

【おまけ】

 

2015-05-03 11.12.02「あめり館」という喫茶店風な店のようだ。(営業はしていなかった)。名前と裏腹に、「皿うどん」を提供している。全然アメリカンじゃない。

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造園 ぞうえん 🐘えん

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5次元ワールドという名前が気に入った。3次元、4次元という域すら超えてる。

旅も9日目。とうとう、4日間に及ぶ栃木編も終了する。最初、この旅は、あくまで「散歩」なので下調べはしないで行こうとしていた。しかしながら土地勘もなくなり、どうも下調べをしないと面白そうな道にたどり付けない事に気づき、下調べをおく行うようになっている。この日は、目標地点を白河と定めた。ぱっと事前に地図を観察していると、栃木と福島のちょうど県境に、神社の記号を見つけることができた。これは大いに気になる。

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しかしながら、この神社は、旧奥州街道沿いに存在する。国道294号。現在、歩いている道は国道4号。歩く軌道を徐々に、東に向け合流する必要がある。以前、茨城を歩いていた時も国道294号を歩いていたので、再びこのおにぎりと再開できるわけだ。偶然のルートどりとはいえ、なんとも思い深い話である。残念ながら、国道294号は、会津若松方向に行ってしまうので、今回の旅においてはこれで本当にお別れとなる。

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この日は、前日入りとして、那須塩原駅に宿をとった。駅前でなかなか良いホテルであった。「朝食なし」となっていたのに、バッチリ朝食がついていたのでガッツリ朝ごはんを食べて出発。

東北本線に乗り、黒磯駅で一度乗り換え、高久駅に到着。この時点での外気は7度ほどであり、ピリッと来る寒さ。高久駅は無人駅であったが、2、3人が降りていった。降りる奴なんて居ないんじゃないかと思っていただけに謎の安心感。駅前には住宅がちょっとあるくらいで、あとは何も無い。

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ここから一度、黒田原まで歩く。黒田原は、那須町の役場なども存在し、おそらく白河につくまでの間にある最後の補給地点となる。黒田原幸町にある道の名前は「しあわせ通り」。ここから分岐して、旧奥州街道へ向かう。案の定何も無い道が続く。

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